兄に刺激を受け弁護士を志した
私が高校生の頃、兄が一念発起し、見事受験に合格して医師の道に進むことになりました。物事を深く考えず、ぼんやりと生きていた自分にとって、医師の家系ではないにも関わらず、医師になりたいと考えた兄の選択には少なからず衝撃を受けました。これを受けて、自分も何者かになりたいと思うようになりました。今思えば唯々浅はかな考えだったと思います。私が考えた何者かになる手段が、司法試験を受けて弁護士になることでした。
そうして、法学部に進学し、法律の勉強を始めました。大学では、何者かになりたいという気持ちもさることながら、勉強仲間と議論するなど、法律の勉強が楽しくなっていきました。法律の勉強を楽しんでできたからこそ、結果として司法試験に合格し、弁護士になることができました。兄から刺激を受けて目指した道でしたが、これまで色々な仲間からも刺激を受けてきました。